独立就農
2008年3月~2009年2月研修
根木 宏太郎さん
(前職:会社員)
就農:10年目 面積:741坪 栽培品目:ミニトマト |
くくむ農園(㓛農支援会の前身、現提携農場)で研修をスタートするという話を聞き、第1期生に応募しました。研修では栽培技術だけでなく、座学の知識や、卒業後の販売先を紹介いただき、スムーズに就農することができました。最初はハウス2棟から栽培を始めましたが、いざ開始してみると、作業が追い付かず途方に暮れることもありました。その他にも、税務申告や資金面等の問題に直面しましたが、同じ農業仲間等からサポートやアドバイスをいただき乗り越えることができました。 現在は、従業員、パートさんを雇用し、ハウス3棟でミニトマトを栽培しています。そして、トマトの周年栽培をスタートするため、今年同じ卒業生の吉本さんと農業法人を立ち上げました。来年には岐阜県郡上市の、ひるがの高原にハウスを建設する予定です。農業を始めてみて、大変な時もありましたが、やりがいがあります。今ではすっかり農業にはまっています。 (2018年10月現在)
2009年5月~2010年7月研修
吉本 太生緒さん
(前職:会社員)
就農:8年目 面積:900坪 栽培品目:ミニ・中玉トマト |
生涯働くことができ、またやり方によっては可能性が十分ある農業をしたいと思い、研修に応募しました。
卒業後は、中々農地が見つからず、1年後ようやく450坪の空きハウスを見つけて就農。6年前から段階的に規模を拡大し、現在は豊橋市にあるハウス4棟で、パートさんと一緒にミニトマト、中玉トマトを栽培しています。私は①必ず儲けが出るハウス、②頑張れば利益が出せるハウス、③赤字でも挑戦するハウス、の3つの柱を軸に経営をしています。フィルム農法を導入し、高糖度トマトの栽培にも挑戦しています。
今年、トマトの周年栽培を目指し、寒冷地で夏秋トマトを栽培するべく、同じ卒業生である根木さんと農業法人を立ちあげました。夏の台風被害を受けてハウス建設が間に合いませんでしたが、来年には周年栽培を実現させたいですね。
(2018年10月現在)
2010年9月~2014年5月研修
伊藤 成洋さん
(前職:フリーター)
就農:5年目 面積:660坪 栽培品目:ミニトマト |
妻の実家である大葉農園を手伝う内に、自分自身で農業をしたいと思うようになりました。そんな時にくくむ農園で研修生を募集していると聞き応募しました。
研修では、現在のハウスが見つかるまでの約3年間、ハウス1棟(450坪)を任され中玉トマトを栽培していたので、栽培面への不安はありませんでした。しかしいざ就農してみると、一人では農業できないこと、また予想していなかった日々の必要経費の出費が重なり、資金の工面が大変でした。
現在は妻とパートさんと一緒に、ハウス3棟でミニトマトを土耕栽培しています。露地とは違い、施設園芸は栽培期間が長く大変ですが、手にかけた分だけ、成果が目に見えるのでやりがいがあります。細く長く農業を続けることが私の目標です。将来はトマトを柱に、他の作物の栽培にも挑戦してみたいと思っています。
(2018年10月現在)
2014年5月~2015年7月研修
石川 清志さん
(前職:会社員)
就農:3年目 面積:477坪 栽培品目:ミニトマト |
49歳の時、農業未経験で、くくむ農園の研修を受けました。研修が始まってすぐに470坪のハウス1棟の管理を任されました。作業が追い付かず忙しい日々でしたが、農業は以前からやりたかったことなので、研修中は楽しかったことを今でも覚えています。
卒業後は、愛知県豊明市でハウスを建設し、現在はパートさんと一緒に4品種のミニトマトを栽培しています。ハウス建設費の返済もあり、今後20年は農業を続ける予定です。将来のことを考えると、もっと早く就農すればよかったかな。
現在の目標は、販売単価1,000円/kg、販売量20トンです。経営者となり、必ず儲けなくてはいけません。そのためにも、お客様の意向を伺いながら栽培する品種を高品質なトマトに変更したり、販路拡大のために、インターネット販売を開始したりしたいと思っています。
現在)
2015年6月~2017年2月研修
四方田 毅史さん
(前職:会社員)
就農:2年目 面積:500坪 栽培品目:ミニトマト |
アグリイノベーション大学校の農業スクールを受講した際に、くくむ農園を紹介いただきました。
48歳と遅めのスタートのため、研修開始後すぐに、470坪のハウス1棟の管理を任されました。作業に遅れが出ていると言われないように、朝早くから夜遅くまで作業しました。それでも収穫の時期には作業が間に合わず、パートさんを入れてもらう時もありました。卒業後は土地が見つかるまでの期間、提携農場でアルバイトをさせていただきました。
愛知県知多郡武豊町に空きハウス2棟(500坪×2棟)が見つかり、その内1棟を改修し、昨年からミニトマトを栽培しています。研修時は中玉トマトでしたが、アルバイト時、ミニトマトに携わっていたので品種の違いは気になりませんでした。
1作目のミニトマトは、糖度も高く味の出来に満足しています。現在の課題は販売先の開拓です。今年はマルシェやハウスでの直売、道の駅のような直売所での販売を充実させたいと思っています。1棟目のミニトマト販売が軌道に乗ったら、もう1棟のハウス栽培を開始したいですね。
(2018年9月現在)
親元就農
2013年4月~2014年7月研修
伊東 裕太さん
(前職:大学生)
就農:5年目 面積:440坪 栽培品目:大玉トマト |
大学までは好きなことをして良いとの教育方針の元、工業系の大学に進学していたため、大学卒業後、トマトの栽培技術を学ぶために研修に応募しました。
親元就農のため、大型農場でパートさんとの付き合い方、指示の出し方を学びながら、トマトの一通りの栽培内容、座学の基礎知識を習得しました。
卒業後は経営者である父から440坪のハウス1棟を任せていただき大玉トマトを栽培しています。就農3年までは技術面で分からない部分もある中で、自然にトマトが出来ていました。しかし地域のトマト部会等の講習会に足を運んで知識を学び、圃場で実践をすることで、4年目からは理論に基づいて栽培できるようになってきました。
私は楽をして農業をしたい。そのためには、効率よく収量を上げるのが目標です。そして豊橋の農家の皆さんと協力しながら、産地の力を盛り上げていきたいと思っています。
現在)
法人就職
2014年11月~2015年1月研修
森谷 祐さん
(前職:会社員)
就農:5年目(農場長) 面積:2,420坪 栽培品目:大玉トマト、ミニトマト |
豊田市で新たに立ち上げる農業法人の農場長として採用されました。トマトの栽培経験がないため、くくむ農園にて3ケ月間の短期研修を受けました。
法人立上げにあたっては、生産管理から、販売先の開拓、パートさん募集など、ゼロから作り上げなければならず、課題が多くありましたが、研修卒業後も栽培指導や経営指導をしていただいたこと、また、地域の皆さまのご理解やご支援をいただき、無事に法人経営をスタートすることができました。現在は、JA豊田、地元スーパー等への販売や直売販売を行っています。
昨年度は細かな経費が重なり赤字となってしまいましたので、まずはキャッシュフローの黒字を目指しています。そのためには、現在の規模では不十分なため、栽培面積を拡大したいと思っています。
現在)